# 『百式製作記 最終回(完結編)
だらだらと2ヶ月あまりお付き合いいただきました、千式サウザンの公開製作記もいよいよ最終回をむかえてしまいました、、、、、度重なる失敗と試行錯誤の生み出す経験したことのない重度の失策がはるか彼方に感じられ、撮影しててもなんか不思議です、、、、、、、、、、、
今回は、細かな製作の兄さん的なキモな所とかを付記しつつ、最終章としてみたいと思います、、、、
前回の茶を濁したようなすっきりとしない前置きには色々お叱りのメールもあり、今回は文章を最小限にとどめ画像を目いっぱいご堪能いただけるよう配慮させていただきました!!
既に、サフ画像で全身を公開していますのでいまさら感はいなめませんが、スケール感を錯覚させる不思議な「n.blood」ワールドをお楽しみいただければ幸いです、、、、、、

1枚目の画像は、「影」を撮影してみました、影を映す事はけっこう重要な事で、感覚を養います!!
影絵が見せるアウトラインこそが、本来の立体のすっぽんぽんな輪郭をはっきりと描写してくれ、仮組みの最中とかに試すと非常に効果的です!!出したいラインや凹凸のバランスを簡単にしかも正確に把握する材料となりますので一度お試しください!!

顔のUP画像です!!
いやぁ~雑な作業がモロに出てて、ホント反省しきりです!!(大粒涙、、、)
まぁ、兄さんはオタクなのでこんくらいでかい画像で自分が工場の2階から眺めているような錯覚を楽しんで一人ビールを楽しんだりしてます(爆!ゆがんでんなぁ~俺!笑)
本来は頭頂部のメインカメラ(緑のとこね)にディテ入れるの大好きなんですが、今回はMHへのアプローチも考慮してあえて入れませんでした、、、、ただカメラレンズ部を球面になるように磨きあげてあります、頭部の機銃はメタル素材の組合わせにスモークを吹いて軽くならないようにしてあります。

お決まりの全身像なんですが、ウチはサイトをスタートしてから一貫してつらぬいておりますが、「素立ち」にこだわりぬいてます、あえてポーズはつけず、ただ漠然とそこにある機械としての塊感を見てもらえたら凄く嬉しいですね、、、、兄さんは基本的にはMSは単純に機械と受け止めて作業しているので、シードとかのかっこいいポーズも素晴らしいのですが、ただそこにあるだけで何かを感じられるような物作りを目指してたりします、なかなか思うようにいかず日々苦戦しておりますが、毎回この次こそは!!と、思いつついく年月が流れてます(流れっぱなしで困ってんですが、、、、笑)

で、ご覧いただきました通り、大きい画像はホント不利なのですが、それを差し引いてもこの巨大な塊感はすっごくやみつきになります!!あ!そうそう書き忘れるとこでしたが「耳」のアンテナは今回はデザイン的にパスさせていただきました、06-K等に見られるラビットタイプのアンテナに差し替えてあります、元デザインもレトロで素敵なんですが、いかんせん昭和すぎて今回は出番無し!!

今回撮影してて一番のお気に入りの画像がこの上からの俯瞰(ふかん)画像です!!
MSのもっとも美しい角度だと兄さんは思ってまして、この角度が一番リアリティーがあるんじゃないかなぁ~とか思います、たまにアニメ見ててこういうパースが出てくると、こっそりと萌えてます(笑)
たぶん俺だけかも??いやきっと誰か他にもいるハズ!!



で、最後はこれまたお決まりの背面2連発でございます、、、、
もう気がついてるとは思いますが、今回はコーションデカールを最小限にとどめています、、、、
さすがにディテールとケンカしてしまいますのでこのぐらい貼るのが精一杯で、たぶんこれ以上貼っちゃうとちんどん屋さんになりそうで、怖くなりました

いかがでしたでしょうか?!
いつもの2倍強の大きい画像なので、以外とたいした事ねぇ~じゃんとか思った方も多いかと思いますが、兄さんは自分が楽しいと言う事を主眼においていますので、その辺もご了承いただけますと助かります!!(あ~ぁ言い訳多いしこのジジイ!!笑)
で、総括ですが、、、、、、、、、、、、
自分の嫌いな事を一生懸命する行為をこれからも推奨していこうと思いました、、、
「かっこつけ」とかではなくて、成果って言葉があるじゃないですか、、、、、
「成果」って好きな事をしてても全然見えてこないじゃないですか、、、、、なぜなら出来る事が当たり前で、出来た時の反省も感動もないので、尺(心の)が見えにくいからだと思うんです、、、
苦手や嫌いな事をコツコツと積み上げて消化したその先に形としての「成果」があり、その反省点を進化につなげてはじめて報われるような気がします、、、、、、
うざい話で申し訳なかったが、自分の方針としての磁石の針を話してみました、、、、
(久しぶりにブログっぽい文章だ?!笑)
それでは次回作の図面書きに入ろうと思います!!
次のMSはさらにヘンテコ度200%ですのでご期待ください、最後までお付き合いいただきありがとうございました!!ほいじゃ~のぉ~!!
って言う事で好例のラスト1枚!!

追記事項
千式のフレームのヒレヒレディテなんですが、、、、これは、たぶん冷却(放熱)を意図して永野氏が意図的にMHに配しているものだと思うんですが(あくまで憶測ですが、、、)
車やバイクのブレーキディスクにたくさん穴があいているのと同じ原理で、数十トンもあるこの体積の間接部位には想像を絶する高熱が発生してしまい、内部のベンチレーテッドシステムではおぎないきれないと兄さんも思考してたりします、、、、ですのでデザインと機能がそこに共存しているのですが、いまさらながら永野センセのセンスには脱帽です、デザインと言うのは機能してこその意図が美しい形状を生み出したりします、、、、余談ですが千式のひざの両側に金属線が見えるかと思います、これは脚部の強度補強の際、故意に露出させています。(フレームの一部として)
それと手首はHDMを加工して使用していますが、カバー部位は独立可動します(側面にアルミの軸が見えるかと、、、)ボトムズのように手首カバーを独立させると手首の可動は従来よりもかなり自由度が上がるためです、、、、、、、、、、
本当は書かないでおこうと(めんどくさがりなので、笑)思ったんですが、某知人に怒られて余計な追記を書いちゃった、、、、(笑!!)まぁ、見て他にも気がついた人は凄いなぁ、、、っと、、、
ではではお粗末でしたぁ~!!